新時代を創り上げたF355
text:Shinichi Ekko(越湖信一)
photo: Ferrari S.p.A.1994年にはピニンファリーナとの複雑な力関係の中で、モンテゼーモロは量産を狙う8気筒カテゴリーで商品力を高めたF355をアンベールした。シャシー等基本構造は348系を踏襲するが、縦置きに搭載されたエンジンは新開発の5バルブ3495cc、最大出力380ps、最大トルク36.7kg-mを発揮するF129型であった。
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